石塚 学

focus

サングラスブランド【SUi roots of AXE】コンセプトインタビュー

Brand Director 石塚 学 (ISHIZUKA MANABU)

Brand Director自ら語るSUiブランドストーリー

創業1936年。
産業用ゴーグル・防塵メガネの製造から始まり、時代と共にスポーツ分野で業績を伸ばしてきた、サングラス&
ウインターゴーグルの老舗メーカであるーAXE(アックス)。
アパレルを中心に数々の会社を渡り歩き、2015年にアックスに入社した石塚学(ISHIZUKA MANABU)
相反する2つが交わり、混ざり、サングラスブランドSUi roots of AXEが誕生。

新しい価値、新しい文化の創造

初めまして、本日はインタビューよろしくお願いします。この度、新しく立ち上げられたサングラスブランドSUi roots of AXEですが、どういったコンセプトなんでしょうか?

石塚

市場に対してだけではなく、それを飛び越えて新しい価値や新しい文化を創造したい、そういった想いから立ち上げに至りました。
まだ日本では浸透しきっていないサングラスをきっかけに、新しいものを創っていけるのではないかと思っています 。

more than it

究極の美意識

それでは、新ブランド名の由来を教えてください。

石塚

SUi(すい)は漢字で書くと粋(いき)という文字になります。 よく「粋だねぇ」なんて使われ方をしますが、昔は江戸では粋(いき)、上方では粋(すい)という読み方が使われていました。
また、一般的に生粋(きっすい)の(すい)として知られています。
上方の『洗練された美』 江戸の『内面の美』 その両方を合わせた“究極の美意識”
そういったイメージからSUi(すい)と名付けました。

“究極の美意識”って、なんだかすごい響きですね。

石塚

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらい熱い気持ちが込められています。

ファッションと機能の融合

サングラスを作ろうと思ったキッカケはなんだったのでしょうか?

石塚

機能を求めるスポーツサングラス、ファッション性だけを求めたサングラスは街にたくさん溢れています。
でも、その2つが合わさったサングラスは全然見かけません。
スポーツやドライブ・ファッションなど、その時の用途に合わせた使い方しかされていないような気がします。
それをとても残念に思うと同時に、もったいないと感じました。
そこから「スポーツサングラスのように着け心地もよく、ファッション性の高いサングラスを作ろう」に至ったというわけです。
ありそうでなかった、ファッション性と機能性の融合です。

F | SUi |S

そう言われてみれば、お店に行くと確かに用途に合わせたコーナーが設けられていますね。
でも、それは一つのサングラスでニーズを満たすことが難しいからではないのでしょうか?

石塚

そこで、アックスです。「長時間かけていても疲れない」「汗をかいてもズレない」
長年培われた”技術”と”実績”、サングラスづくりに必須のベースがアックスにはありました。
ニーズを満たす_アックスだからこそできることであって、アックスにしかできないことです。
あとは、とにかくカッコイイと思えるサングラスを追求しました。

こだわり

そのこだわりをサングラスの名前からも感じ取れたのですが、これらにはどういった意味があるのでしょうか?

どのようにしてサングラスの色を決められたのですか?

石塚

日本の美というものは単なる見た目の美しさではなく、奥ゆかしく控えた”細部”にこそ宿るものだと考えています。
それを表現するため、手芸店や雑貨店といったサングラスとは関係のないショップを見て回り、ボタンや石などのサ ンプルを集めました。
そこから、製作チームと何度も何度も社内ミーティングを重ねて決めました。
色を決めるだけでも、6ヶ月は掛かったのではないでしょうか。

細やかなところへのこだわりが感じられるのも、SUiの特徴の一つなんですね。

特別ではなく_日常

こだわりが宿ったSUiのサングラスですが、ブランドとしての目標はありますか?

石塚

サングラスはファッションだけじゃなくて、紫外線や眩しさを防ぐ機能面で必要なアイテムです。
アイテムとして意味のあるものなのに、まったく普段使いされていない。
また、サングラスに対して“良くないイメージ”を持たれていう人も多いと思います。
「カッコをつけている」だとか、「自分には、似合わないのではないか…」とか、そういう固定概念を覆したいです。

“気がつくと、いつもそこに。”

毎日使うアイテムだからこそ、ストーリーを楽しんでもらいたい、愛着を持ってもらいたい。

波紋となって…

今後の展開を教えてください。

石塚

私たちが投げかけたものが、色んな人を介して世の中に広がれば良いと思っています。
水面に雫が落ちて、それが波紋〈HAM_ON/はもん〉となって広がっていく…
そんなイメージですね。
そのためにサングラスだけでなく、様々な仕掛け(コンテンツ)を考えています。

どんどん期待が膨らみますね。
私も楽しみになってきました。
本日はインタビューにお答えいただき、どうもありがとうございました。

石塚

私自身がSUiを一番楽しみにしています。
こちらこそ、本日はありがとうございました。

back to list