辻本 将至

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サングラスブランド【SUi roots of AXE】コンセプトインタビュー

Product Developer 辻本 将至 (TSUJIMOTO MASASHI)

開発担当者が語るSUiプロダクトストーリー

1986年にアックスに入社。
以来、サングラスおよびウインターゴーグルなどの商品開発を担当。
素材の特性や加工技術、金型の仕組みに至るまでの豊富な知識と、培ってきた経験を元にモノづくりに取り組む。

手作業でなければ表現できない…

―― 石塚さんに続き、開発担当者の辻本さんにもお話しを伺いたいと思います。
本日はよろしくお願いいたします。
まず、初めに、一からモノを作る上で苦労したところはありましたか?

辻本

石塚くんの頭の中にあるイメージをカタチにすることに、まず苦労しました。
イメージはあるけれど、答えがない_
ただ、答えがないということは、それだけ自由とも言えます。
だから、自分にとって非常にやりがいのある、楽しい作業でもありました。
機械設計のCAD(キャド)では感じることの出来ない0コンマ数ミリのニュアンスは、手作業でなければ表現することができません。そこも苦労しました。
また、今まで取り組んだことのない新しいカテゴリーということもあり試行錯誤の繰り返しでした。

カタチの中に秘める

―― 開発担当者として、どういったところに注目してもらいたいですか?

辻本

例えば、コンセプトモデルである『taMaHAGANE』のテンプルは、見る角度や光の陰影によって表情が変化するように仕上げました。
そういった「こだわり」に気づいてもらえると嬉しいですね。

私の仕事は、モノづくりがメインです。
“言葉”ではなく、“カタチ”にして届けることに意味があると考えています。
今回のデザインは何度も何度も修正を加えましたが、追求すればするほど「こだわり」が完成形に近づきます。
それが納得できるカタチになった時、それを周囲に認められた時は何事にも代えられない喜びを感じます。


使うほどに伝わるもの

―― 辻本さんにとって、SUiのサングラスはどういう存在ですか?

辻本

実際に使ってもらうと、「なるほど」と思う瞬間や『この部分はこんな作りになっているんだ…』と気がつくことがあると思います。
小さな面やテンプルエンドの微妙なカーブ、鼻へのフィット感など一見しただけでは分からない良さが多く、使えば使うほどそれを感じられるはずです。
私の技術やこだわりを詰め込んだ、SUiのサングラス。
手塩に掛けて育てた息子、娘_。子供のような存在です。
是非、皆さんに掛けてもらいたいです。

―― 想いの詰まったSUiのサングラスを沢山の人に使ってもらえるといいですね。
本日はインタビューありがとうございました。

辻本

そうなると信じています。
こちらこそ、ありがとうございました。

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