プロSUPレーサーが語る「私」のストーリー

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2020年東京オリンピックの追加種目を予想する番組を何気なく見ていた。
そこでSUPが取上げられていた。
身長を優に超える大きなボードに目が釘付けになった。
ネットで「SUP」を検索すると、子供たちにSUPを教える横山さんの記事を見つけた。
プロ選手の枠に囚われずSUPの普及に取り組むその姿に、SUiのidentityが重なった。
この人に会ってみたい…。
よし、会いに行こう＿

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横山

「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略がSUP(サップ)です。
大きなサーフボードの上に立って、パドルで水面を漕ぐスポーツです。
速さを競うレースだけでなく、波にのったり、ボードの上でヨガをしたり、川や湖をのんびりと散歩したり…
色んな楽しみ方ができるんですよ。

石塚

――　 老若男女問わず自分に合ったスタイルで楽しめるのは、他にはないSUPの魅力の一つですね。
どんな人でも受け入れてくれるところに、SUPの懐の深さを感じました。
そんなSUPを始めた「きっかけ」をお聞きしてもいいですか？

横山

主人と趣味でサーフィンをやっていたのですが、波のない人の遊びとして主人が先に始めたんです。
楽しそうに見えたので、私も一緒にやってみようと思ったのがきっかけですね。

石塚

――　 それはすごいですね！
もともと運動が得意だったんですか？

横山

いえいえ。
今でこそ「こんな感じ」ですが、これまで運動やスポーツとは無縁の生活でした。
というのも、昔は身体が丈夫ではなくて…。
だから、小さい頃の私を知っている人が今の私を知ると、すごく驚かれます。

石塚

――　 そうだったんですね。
小さな頃から活発で運動神経がいいイメージでした。
横山さんの意外な一面が知れたところで、プライベートなことをお伺いしたいと思います。
――　 休日はどのように過ごされているのでしょうか？
趣味やリフレッシュ方などがあれば、ぜひお聞かせください。

横山

平常心を保つことを心掛けています。
SUP選手にとって、自然と向き合うことは大切な事です。
潮の流れや風の向き、これらは ゲレンデ ^*によって特徴が異なります。
その時々で状況が変わり、一度として同じ状態でレースが行われることがありません。
それらを上手く掴むためには、焦らず自然に向き合い味方に見けることが大きな鍵になってきます。
状況に左右されない平常心を、私は日頃から意識しています。

石塚

――　 確かに、どんなスポーツでも周りに影響されてしまうとベストを尽くせないことが多いですよね。