琢磨 仁

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FOCUS AFTER

音楽家 / Drone Grapher 琢磨 仁 (TAKUMA ZIN)

-琢磨 仁の空中散歩展2020-

【 音楽家&ドローングラファーが語る「私」のストーリー】より
https://sui-axe.jp/focus/dronegrapher/

琢磨

__ 来年の2 月21 日( 金) ~ 26 日( 水) まで、片瀬海岸に在るギャラリー〈Galley-T〉でドローン空撮個展「琢磨仁の空中散歩展」 が開催されます。単に大きなビジュアルで見せるという事ではなく、ドローン目線から一緒に飛んでいる感覚で見られるような個展にした いと思っています。
お近くの方はぜひお立ち寄りください。


ドローン目線から一緒に飛んでいる感覚で見られる個展_
展示されるであろう"非日常の景色"に思いをはせながら、2/21(金)Galley-Tを訪れた。




約半年振りに訪れる江ノ島。

空中散歩展に相応しい青空。
そんな青空に浮かぶ雲のように真っ白な建物、
今回の個展の会場である〈Galley-T〉。
一見すると無機質なのに、懐かしい雰囲気が
漂う江ノ島の街並みに驚くほど馴染んでいる。

人も物も、包容する穏やかさ_それがこの場所には在る。



平日の午前中にも関わらず、すでに数人の来場者。
散歩ついでの寄り道のような雰囲気で立ち寄られているのが印象的。

ギャラリーの壁に飾られているのは_
湘南の海。湘南の空。
景色の中に湘南を愛する琢磨さんの人柄を感じる。



大型のスクリーンに映し出される空撮動画は、ドローン撮影の真骨頂。
"鳥目線"からの流れる景色に溶け込むHalf Moon の音楽。
映像に見入るうちに、その場所に自分がいて自分の目で見ているような気分になる。

上映中に琢磨さんが明かす撮影秘話は"ドローンならでは"で、幻想的な「夜の江ノ島」の
撮影にまつわるにエピソードに、会場からは驚きの声が上がる。
そこに住んでいる琢磨さんだからこそ撮れる景色があることを知った。






空撮動画の中には、東日本大震災の復興と共に変わりゆく福島と宮城の映像もあった。
瓦礫が散乱し荒廃した土地が人の手によって整備されていく、その「再生の歩み」に胸が詰まる。

上映会の後、ギャラリーの前の通りで琢磨さんがドローンを飛ばしてくれた。
会場を訪れていた人たちだけでなく、道行く人も興味深そうに振り返り眺めている。

「自然に」を座右の銘にする人の周りには、自然と人が集まる。それを目のあたりにした一時だった。



東日本大震災から、9年…
復興」という言葉すら、あまり聞かなくなってきました。
この時期になると、メディアでは懐古するように震災当時のエピソードが語られる…。
「懐古」ではなく、今も続いていることを知りたいと思うのです。
空から見た景色は、全く知らない、まだまだ続く、「東日本大震災」の景色でした。
- シネコヤHPより -

〈 琢磨 仁の空中散歩展2020~空から見た3.11 〉
場所 : 映画と本とパンの店「シネコヤ」
http://cinekoya.com/
詳細はHP内「イベント」よりご覧ください

日時:3月9日(月) ~ 3月29日(月) 10:00~17:00
※木曜日は定休日となります

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